5月2日と柏餅

5月2日と柏餅
八十八夜と柏餅

 立春から数えて八十八日目が今日5月2日です。「あかね襷にすげの笠…」小学校唱歌にあるように、八十八夜を迎えて茶摘が盛りです。八十八夜に摘んだお茶を飲むと長生きすると言われて縁起物と知らされて来ました。現役時代には伝統的に全国のお得意様に新茶の香りをお届けしました。
 我家の5月2日は、5日のこどもの日の前に柏餅を作りお人形に供える習慣がありました。子供の頃、祖母が竈に薪を焚きながら小豆を煮て濾し餡を味付けしてよく捏ねる。餡子が完成し、そしてお柏の皮作り米粉を力一杯捏ねて餡をつつみ、半月形に形を整えてそれを柏の葉にくるみセイロで蒸す。蒸しあがると待ち兼ねて熱々のものに息を掛けながら食べた思い出がよぎります。
柏餅作りは田舎の主婦にとっては大変な労作でした。夫々のお宅の味が伝承されたものです。また柏の葉を取ることは子供の役目でした。田舎の家にはそれぞれ柏の木が植えられていました。不思議なもので柏の葉は必ず大きくなり柏餅を作る頃には間に合いました。
我家でも数年前までは妻が柏餅を作りました。甘党の我家は4~5日くらい食べられるように大量生産?です。当時は最高のおやつです。また、柏の葉が腐敗防止をしてくれるのです。
近年、妻の体調の事情で「おかしわ」の手作りが出来なくなり、長年使われて来た柏の木が寂しげに大きな葉を付けています。
今年も、5月2日の味を味わいたくスーパーで買うことになりました。しかし、丸い柏餅になっており機械化された味気ないものです、味は兎も角、せめて形くらいもう一手間加えて欲しく思いました。年寄りの郷愁でしょうか?
時代の変化と本来の柏餅が失われ良き時代の文化がまた一つ失われています。 ひとり言


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